レジオネラは、レジオネラ症の原因菌で市中肺炎の重要な菌です。患者数は、2020年に同じ肺炎が問題視されているコロナウイルスがある中でも2000例を超えており、その増加が問題となっています。

レジオネラ属菌は土壌や河川、温泉など自然界に広く生息する土壌細菌ですが、近年、高齢者福祉施設では、加湿器が原因で死者も出ています。また、ビルの冷却水や浴用水、給湯水など人工的な環境にも生息しているため、日頃から水利用設備でレジオネラが増殖しないよう適切に管理する上でレジオネラの検査は欠かせません。

レジオネラ属菌のみ確認したい施設管理者、担当者様向けであり、冷却塔(クーリングタワー、冷却循環水)、24時間風呂や親水公園、噴水などのレジオネラ属菌検査にもお勧めです。

検査は、令和元年919日付「公衆浴場における浴槽水等のレジオネラ属菌検査方法について(薬生衛発09191)」に基づく検査方法で行います。